金沢市の調湿断熱リフォーム|金沢市のリフォーム&増改築会社|住まいの断熱はセイダイリフォームクリエイト

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2021年11月30日

金沢市の調湿断熱リフォーム

セイダイリフォーム㈱の久岡です。

今回は金沢市で施工した調湿にこだわった断熱リフォームのお話を

書きたいと思います。

 

金沢市でリフォームをするにあたり注意するべきポイントや断熱性能について話していきます。
 

1.調湿断熱リフォームを考えたきっかけ

金沢市にお住いのお施主様が調湿断熱リフォーム工事をするきっかけとなったのは、これまで住んでいた家が冬は寒くて、結露が激しく、北陸特有の湿気が多く、この不快な環境を何とかしたいという思いが強くありました。

ご家族はお子さんも独立されて、ご夫婦お2人でのシニア世代の断熱リフォームです。

既存の家は奥様のご実家になります。1階のLDKと水廻り、昔の面影を残しつつ改修した座敷、中2階の寝室が内部のリフォーム範囲です。外装は屋根の和瓦は既存のまま再利用して、外壁は1階の生活エリアに今回のこだわりの調湿外壁材を使った断熱改修、2階の外壁は下屋(1階の屋根)で縁が切れていたので既存モルタル外壁の上から塗装での改装にしました。

 

2.セイダイリフォームに決めた理由

金沢市で創業45年の地域密着の安心感と新築やリフォームの実績があるからでした。当社のセイダイハウジグシステムの基準と施主さまが調査された調湿外壁を融合して、さらにレベルUPした高性能住宅になりました。

リフォームをする1年くらい前から施主さんご自身で断熱、気密、調湿、換気などを調査されて、初めてお会いしてお話を聞いた時には専門家レベルの知識がありました。

断熱性能や温熱環境を一緒に話し出すと時間が経つのが早く、楽しい打合せをたくさんさせていただきました。

お施主さんご自身も建築設備関連の会社にお勤めで、新しい情報がくると、その内容を調べてお互いの意見を交わし合って、計画を進めていきました。

自然素材を活かしたリフォームか、高性能調湿断熱リフォームか迷われていましたが、最終的には調湿断熱リフォームでご指名いただきました。

 

3.調湿断熱リフォーム工事のポイント

調湿リフォーム工事のポイントは、高気密高断熱の省エネ性能に加えて、冬季間のエアコンによる乾燥を避けるために外気の湿度を室内に取り入れる調湿工法が今回のポイントとなりました。透過性の高い塗り壁材を使用することによって、冬季間の温度損失となる壁体内の通気層工法をやめました。

温熱環境のノウハウを熟知して新築とリフォームのどちらの実績もある会社に施工を頼むのがポイントです。

 

4.調湿断熱リフォーム工事中

いよいよ工事開始です。1階の内装、外壁を解体して骨組だけ(スケルトン)

にしました。

 

断熱解体

 

既存建物の耐震性能をUPする耐力面材モイス(写真の白いパネル)を改装エリアの1階外壁に張りました。この面材は透湿性もよく、今回の調湿に効果的な材料です。

 

外張り断熱

 

1階床断熱はセルローズファイバー(新聞紙を粉状にして抗菌処理したもの)を105㎜吹込して。ポリエチレンシートで気密(隙間風が入ってこないように)をとりました。

 

内部断熱材施工

 

外壁の断熱材は調湿効果のあるセルローズファイバーを105㎜吹込しました。

吹込む際に内部に断熱材が飛散しないように不織布(ふしょくふ)を張ってから壁の中に吹込しました。不織布はマスクの素材としても使用され、空気を通すので圧送して断熱材を吹込むと空気が透過してセルローズファイバーが密閉する状態になります。

 

金沢の施工事例

 

こちらが壁断熱完了確認の写真です。セルローズファイバーが密に充填されている様子がわかります。

 

調湿シート施工

 

壁の気密を取るために可変透湿気密シート(製品名はマグのイゾベールバリオ)を内側に張りました。周辺の温熱環境によって透過性が変わるシートになります。こちらは当社の新築工事にも採用されていて夏型結露を防止するために使用していますが、今回の外壁調湿の目的でも使用しました。

気密工事完了時に自社で気密測定を行います。気密測定技能者の有資格者によって行います。私も免許を持っています。

中間期の気密はリフォーム工事でC=0.5㎠/㎡でした。

C値は隙間相当面積といって外部に面する(床、壁、天井)隙間がどれくらいあるのか圧力差と気温を測定して算出します。住宅の密閉度の指標です。

真壁和室の壁断熱は既存壁を利用しているため外部からの気密断熱を施工しています。取合いの気密が難工事でしたがC=0.5㎠/㎡まで出せました。

 

気密測定中

 

サッシ取付の写真です。サッシは㈱エクセルシャノン製のトリプルシャノンⅡxシャノンウインドUFシリーズを採用しました。

全断面樹脂製の枠で枠の中に硬質ウレタンフォームが詰まっているサッシでガラスは3枚あるトリプルガラスの高断熱ガラスを採用しています。現存するサッシでは、おそらく1番の断熱性能だと思います。

 

壁内換気・通気

 

天井はポリエチレンシートを先に張ってからセルローズファイバーを200㎜吹込みしました。。

 

内部天井仕上げ

 

換気は第1種換気で全熱交換型のダクトレス換気方式を採用しています。

第1種換気換気とは給気、排気を機械機械で制御する換気方式です。

ダクトレスとは空気を入れたり出したりする配管が天井の中には施工せずに直接外壁から出し入れする形式で換気する方法です。空気を入れ替える際には熱交換といって内部の空気の熱を外部から入ってくる熱に交換する装置もついています。採用した商品は日本スティーベルのLT50ーProです。70秒ごとに給気を排気を場所ごとに変える方式です。

 

 

 

最後に調湿にこだわった外壁工事になります。

調湿壁材の高千穂シラスのソトン壁を採用しました。

下地の透湿防水紙からメーカー指定のもので施工します。

下塗りをした後、充分な乾燥を経て、上塗り仕上げになります。

工程の途中で亀裂防止の下地処理も大変でしたが無事に完成しました。

 

 

外壁側ラス網施工

 

外壁左官仕上げ

 

 

 

5.調湿断熱リフォーム完成

 

調湿断熱リフォーム完成

 

いよいよ内部も完成です。内装は自然素材を使って高千穂シラスの漆喰壁を塗りました。当初からのご希望で仕上がってみるとクロス壁に比べて塗り壁の質感が落ち着いた空間になり、空気も一般住宅に比べて澄んでいるような気になります。工事はこれで完成になります。

お施主様にも喜んでいただき良い引渡しになりました。

この瞬間が一番嬉しいです。何度、経験してもいいものですね。

お引渡し後に連絡があり、冬季間の室内の湿度は乾燥することなく

快適な湿度で保たれているそうです。よかったです。楽しい工事でした。

この工事に携われたことに感謝です。ありがとうございます。

 

先日、石川県から発表があり、この家の調湿断熱リフォーム工事が

令和3年度いしかわエコリビング賞 改修部門 奨励賞

を受賞しました。

環境に配慮した住宅建築のコンテストです。

ありがとうございます。

 

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