金沢エリア
2022年1月23日
金沢市の二世帯住宅リフォーム工事
セイダイリフォーム㈱の久岡です。
今回は金沢市で施工したニ世帯住宅断熱リフォームのお話を
書きたいと思います。
金沢市でリフォームをするにあたり注意するべきポイントや断熱性能について話していきます。
能美市にお住いのお施主様が2世帯住宅断熱リフォーム工事をするきっかけとなったのは、現在お住まいの共同住宅が冬は寒くて、結露が多く、ご近所に対してお子さんを育てる上で音に対するストレスなどの環境を何とかしたいという思いが強くありました。
ご家族は息子世帯がお子さん1人+ご懐妊中1人の4人家族、
親世帯はご両親2人と妹さんの3人家族の2世帯断熱リフォームです。
既存の家はご主人様のご実家になります。築8年と比較的新しい家で今回の2世帯リフォームを事前に計画していた間取りになっていました。単世帯住宅の玄関と階段を新たに増築して1階を親世帯、2階を子世帯に生活を完全に分離しました。
下記の写真の中でオレンジのマーカー部分が内部改装
赤色の部分が増築した部分です。
共用部分はありません。玄関から水廻りにかけて完全分離されています。
既存の住宅も築8年とあって、サッシはアルミ樹脂複合サッシのペアガラス、断熱材もしっかり施工されていました。気密工事は未施工でしたが、今回の改修部分でできるところは気密工事を施工しました。
金沢市で創業46年の地域密着の安心感と新築やリフォームでの高気密高断熱住宅の実績があるからでした。
共同住宅は寒くて結露があり、新しい新居に住む時は冬暖かくて、夏涼しい健康的で快適な家に住みたいとのご希望もあり当社をご指名いただきました。
既存の断熱住宅からさらにレベルUPした高性能住宅になりました。また省エネ住宅とあって当時のグリーン住宅ポイントもしっかり申請して補助をいただきました。
2世帯住宅は親世帯と子世帯の意見を充分に取り入れて、お互いのストレスがないようにうまくプランニングしないと、生活がしにくくなるので最初のゾーニング(部屋の配置)が一番悩みどころです。
今回の間取りは、まず2階のゾーンを考えて、それが1階の部屋にどう影響するのか検討しました。子世帯の玄関と階段室の増築位置は最初から決まっていました。
ご両親も含めて最後の調整の打合せもスムーズに流れました。
今回のケースは息子夫婦の同居でしたが、皆さん仲が良く、楽しそうに打合せに参加いただきました。
いよいよ工事開始です。2階の寝室と洋室の荷物を2階の改装範囲外のお部屋に移動してから2階の内装改修を先行して行いました。同時に増築部分の基礎工事も併せて施工しました。
増築部分の上棟工事です。
外壁工事の状況です。アクセント部分の外壁材は近いデザインがありました。
ベース部分は既存品が廃番になっていたので無塗装品を張って既存近似色に合わせて塗装しました。
2階の改装部分の断熱気密工事です。
外壁にはグラスウール16KGH+可変透湿気密シート張りです。
天井はポリエチレンポリエチレンシートを張って
セルローズファイバーt200㎜吹込み断熱になります。
2階の内装もほぼ完成して、いよいよ1階の内装工事です。
既存の階段を撤去してご両親寝室の改装になります。
工事範囲が広がると既存の荷物を移動するスペースが必要になります。
どんどん居住スペースが小さくなっていきました。
ご両親には工事期間中は大変ご迷惑をおかけしました。
最後の1階の改装時にはリビングでの就寝となりました。
内部の完成写真になります。
2階の子世帯のLDKになります。
天井は一部勾配天井になっています。既存の構造梁が見えています。
将来ハンモックかブランコを吊る予定です。
増築部分の1階玄関ホールです。
右側に見えるのがシューズクロークです。
玄関ホールには帰ったら、すぐ手洗いができるように
ベッセル型の手洗器を設置しました。
2020年8月10日に初めてお会いして、ヒアリングをさせていただいてから
完成まで1年と3ヶ月。長いようであっという間でした。
コロナ禍の中、無事に完成できてよかったです。
計画中に第2子のご出産もありました。男の子でした。
完成の築年数はご長男の年齢と同じです。
住宅工事に携わっていると、よくあるお話ですが
人生の大事業のご出産、住宅建築に立ち会えて光栄です。
これからしっかりメンテナンスをしていきます。
お子さんの成長も楽しみです。
C様ありがとうございます。
※当ブログの画像の保存やコピーはご遠慮願います。